遺跡
2010年02月20日
西富岡・向畑遺跡(伊勢原市)
皆さんチョッと前に物議を醸し出していた第2東名を憶えていますでしょうか?実は伊勢原市内第2東名の計画地では2007年より事前調査として、発掘調査をしています。ここの西富岡・向畑地区では遺跡が多数発掘されている場所なんです。
主に今回発掘されたのは縄文時代の土器や集落跡や水場遺跡などです。かなり珍しいモノも出土しているようです。写真はチョッと分かりづらいかもしれませんが、石器などです。
写真はいわゆる縄文式土器です。これが1番大きい土器でした。きれいに復元できるモノなんですね〜。今回詳しい説明は勘弁してください(申し訳ありません)。
実際に使われて石器なども出土しています。コレを作る為の努力はきっと大変なものだと思います。古代の人は偉大ですね( -д-)ノ
こちらは敷石住居(縄文時代)の跡です。敷石は全部はずされてしまっていたので跡だけですね。なぜ家の下部に石を引いていたのかはいろんな説があるそうです。
こちらは竪穴式住居(古代)の跡です。奥の細い道が玄関に当たる場所だそうです。玄関の脇はかまどだそうです。穴の開いている場所は細長い石が差してあった場所です。
こちらは土抗です。縄文人達が使っていた水場から出土しました。他にも抗列・木組なども出土しています。この場所でクルミやトチなど加工した木材も見つかっています。他の場所ですが土抗から漆塗りの土器も出土しました。
チョッと今回の情報はマニアックかな〜とは思いましたが、たまたま情報が入ってきたので取材してみました。付近にお住まいの方や興味のある方は見た方もいるでしょうか?この地区は古墳時代から平安時代にかけての遺跡が多数出土している歴史的に面白い地域です。
取材:管理人
所在地:神奈川県伊勢原市西富岡・向畑地区遺跡
TEL:045-252-8689
※上記のTELは(財)かながわ考古学財団です。
発掘作業等の見学は現在は行われていません。
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